
どんな職種の方でも、顧客ニーズに柔軟に対応する必要があります。
また、経営策や集客に関してどうすればよいのか?お悩みをお持ちの方も多いかと思います。
同じ業界の中にだけに限定して視野を向けているだけでは、悩みの改善策がでなかったり、新しいひらめきも生まれにくいことも多いです。
異業種の成功事例から学ぶことは多く、同業者に差をつけることを異業種のビジネスモデルを参考にするのは非常に重要なことかと思います。
異業種に学ぶビジネスモデル
異業種に学ぶビジネスモデル 著:山田英夫
実際に異業種からビジネスモデルを学び、うまく取り込むことで、自社の成功を獲得した事例が多数掲載されています。
この本の中では、様々な異業種のビジネスモデルが分かりやすく紹介されており、成功企業の仕組みを自社に応用し、取り入れるにはどのようなことや考えが必要なのか見ることができます。
顧客の再定義
ビジネスモデルを見る視点を本書の中では様々なポイントで挙げられています。
その一つとして、「顧客の再定義」とあります。
ビジネスモデルを構築するにあたって、「誰が本当の顧客か?」を決めることは最初に重要なことです。
顧客を、意思決定者・購買者・使用者に分類した場合は、誰を対象にするのか?真の顧客はだれか?と問うことになると、「毎日応対している相手」と答えがなるかもしれないが、一番の顧客は、その顧客の影に隠れているケースも少なくない場合もあります。
事例として紹介されているものとして、
- 病院の顧客の場合、顧客は患者本人だけではなく、その家族も顧客になる。
- 結婚式場の顧客の場合、顧客は花嫁だけではなく、父親や家族も顧客になる。
顧客とはサービスを受ける目の前の相手だけではないという視点は、どの業界にも共通して言えることではないでしょうか。
異業種から学ぶステップ
著書の中では、異業種から自社へビジネスモデルを取り入れるには、
気づき→抽象化→移植
の3ステップにまとめられています。
- まずは異業種の中のビジネスモデルのヒントに気づくこと。
- 気づきをいったん抽象化し、自社で適応できるものにしていく。
- 最終段階が自社へ移植する
この流れは非常に分かりやすく、実践するにあたってポイントを押さえてくれているので、非常に参考になります。
異業種のビジネスモデルから、ヒントや気づきが多くあるはずです。
自社で生かすために良い部分をどんどん吸収していきましょう。